獣医師の求人サイトを見ながら獣医師を夢見る
2011/10/11 02:15
うちの小学生の姪っ子が犬を飼いたいとうるさいそうだ。一戸建ての家だし、飼えない訳ではないが、両親共働きで、大して犬好きでもなく、世話を考えるととても犬は飼ってあげられない、という理由で絶対OKをださない。それでも姪っ子は世話は自分がするからと言って主張し続けている。しかし数年たってもやはり飼ってくれないとわかると、今度は獣医師になりたいと言い出した。獣医師だったら好きなだけ犬と遊べると思っているらしい。インターネットで早くも獣医師の求人サイトを眺めながら夢見ている。獣医師の求人サイトには動物病院の求人が沢山あるらしい。
獣医師になりたいという子どもの夢を壊してはいけない。犬を飼うのはダメだけど、獣医師になるのは全然OKだ。しかし獣医師とは決してかわいい犬と遊ぶ職業ではない。言葉も通じない、動物と言っても多種多様、悲惨な状況の動物たちに向き合わなくてはならない。ふと母親にその点を聞いてみた。姪っ子は獣医師がどんな職業なのかわかっているのか、と。母親曰く、全く分かってないとのことだった。だって、犬も飼ったことがないので、当然動物病院に行ったこともない。動物の死にも合ったことがないのだ。
どんな職業にもつらい面はある。子どもの憧れる職業の一つ、お菓子職人だって、修行はつらいし、経営だって難しい。看護師さんだって、命と隣り合わせの危険な職業でもある。男の子が憧れる野球選手やサッカー選手だって、プロとして活躍できるのはほんの一握りの人だけだ。それを考えると獣医師がキツイ職業だと考えるのはちょっと違うかもしれない。何にしても成功するのは大変なのだ。子どもの間は、現実を無視していろい夢を見ることができる。今はまだ、獣医師の求人サイトを見て、将来獣医師になった姿に思いをはせるのを静かに見守りたい。